４本のインプラントで
全部の歯を作る治療法

オールオンフォーとは、名前の通りたった4本のインプラントで全部の歯を作ってしまうというものです。

そして、抜歯して仮歯を入れるまでが１日でできます。

しかも、手術の当日に歯が入ります。

オールオンフォーは高度な治療ですので専門医院でしかできません。

当院のオールオン4のメリット

メリット１　手術当日に歯が入る

手術当日に歯が入ります。仮歯ではありますが、見栄えも良く、お食事もできます。当日に歯が入るというのは普通のインプラントでは中々できにくいことなので患者さんのQOLが上がります。

骨とインプラントが完全にひっついてから本歯が入りますが、仮歯でも普通の生活は問題ありません。

普通のインプラント手術では歯が入るまでに何か月も待たなければなりません。
もし、サイナスリフト(上顎洞挙上術）をすると、トータルの治療期間は１年くらいかかり、さらに費用も余分にかかってしまいます。このように、オールオンフォーは治療の回数や期間を短縮できます。

メリット２　眠ってる間に治療できます

点滴による静脈麻酔で、眠ってる間に手術が終わるので痛みがなく手術が終わり大変楽です
（医科の麻酔科医が行います！）

メリット3　インプラントの本数が少ないので経済的

普通のインプラントですべての歯を作ると、インプラントが８本以上は必要ですが、オールオンフォーは、４本（骨が柔らかい場合は５〜６本）の埋入で済むので、経済的です。インプラントの本数が多いと経費がかかってしまいます。

メリット４ 神経や血管、上顎洞を避けて埋め込む

オールオンフォーでは、前歯のあたりにインプラントを埋め込みます。前歯のあたりは、太い神経や血管がないため、手術で神経や血管を傷つける心配がありません。また、骨がほとんどの場合で残ってるために、手術が可能です。

オールオンフォー以外の普通のインプラントの場合は、奥歯にも埋め込まないといけないのですが、神経や血管が近くにある場合は、神経・血管の移動を行ったり、上顎洞を持ち上げる手術をしたり、骨の移植を行って骨を増やしたりします。オールオンフォーはそもそも神経・血管をよけて埋め込みますのでそれらの必要がなくなりました。

メリット５　手術の負担が少ない

インプラントを埋め込むために、事前に骨を増やす処置のサイナスリフト、GBR、神経移動、骨の移植などをする必要がありません。その為、手術の負担が減りました。

オールオンフォーの利点です。

メリット６　見た目を改善できる

普通のインプラントでは、かぶせ物（上部構造）を作る際に、インプラントの位置によって制作の自由度に規制がありますが、オールオンフォーは制作の自由度が高いため、見た目がキレイなかぶせ物を作ることができます。
見た目が良くなることは、ご自身に自信ができ性格も明るくなります。また、かみ合わせも良くなるので、お食事がしやすくなります。

オールオン４を開発した
Dr.マロウ（ポルトガル）と共に

オールオン4のデメリット

デメリット１

全身の健康状態によってはできないこともあり得ます。

デメリット２

残ってる歯を全部抜かないといけないです。ただ、悪い歯を無理に残しても結果的に良くないと判断した時は抜いてオールオンフォーを行う方が良いです。

デメリット３

保険が効きませんので、入れ歯に比べ費用がかかります。

総入れ歯と比べたメリット、デメリット

	オールオンフォー	総入れ歯
メリット	●咬む力が強い ●固定式なのでズレたり外れたりしない ●えずかない ●自分の歯のようで快適 ●骨がやせるのを防げる ●手術当日に歯が入る	●保険適用でもできる。 ●手術が要らない ●手軽にできる
デメリット	●手術が必要 ●ご病気がある場合、できない時もある ●インプラントを埋め込む箇所に天然の歯が残っているとできない ●保険が効かないので、入れ歯に比べ費用がかかる。 ●治療技術が高度である。	●オールオン4に比べ噛む力が劣る ●えずきやすい ●安定感が得られにくく、外れることもある。 ●違和感を感じやすい ●食事中に食べ物がはさまって痛むことがある。 ●骨の吸収が起こりやすい ●味覚を感じにくかったり、食べ物の温度も感じにくくなる。 ●発音しにくい ●入れ歯に臭いが付き、口臭の原因となる ●時間が経つと歯ぐきと合わなくなり調整が要る

オールオン４の治療例

71歳男性の治療例（なんばクローバー歯科で施術）

主訴

入れ歯で噛めなくて辛い。インプラントでしっかり噛みたい。

初診時

治療終了時

治療方法

上顎はチタン床義歯で治療しました。下顎はオールオン４で治療しました。
奥歯でしっかりと噛めるようになりました。

費用

オールオン４ アクリリックレジンタイプ（片顎）￥2,100,000（税抜）

チタン床義歯　￥320,000（税抜）

※オールオンフォー・チタン床義歯は保険の適用されない自費治療です。

リスク

インプラントが骨と定着するのを待つ期間が必要なので治療期間が長くなります。

手術後に腫れることがあります。

オールオン4 治療の流れ

分りやすい動画がありますのでご覧くださいね。

オールオンフォー（All-on-4） のオペ手順

オールオン４のよくあるご質問 (Q＆A)

Q.　オールオンフォーは何年くらい持ちますか？

A.　現状、今の日本のデータですが、１０年後のインプラントの残存率は９５％です。
インプラントがだめになった大半の理由が歯周病です。
当院ではインプラントを歯周病から守るメンテナンスが充実していますので、かなり長期間持たすことも十分可能です。

Q.　オールオンフォーは何歳までできますか？

A.　結論は年齢制限はありません。
理由は、インプラントは骨の中に埋め込むものなのですが、骨は人間が生きている限り新陳代謝をしていますので、何歳になってもインプラントと骨はくっつきます。
ただ、あまりにご高齢の方は、ご病気を持っておられたり、手術の負担を心配されてご希望されないことが多いですが、当院では８０代の方の多くにも施術してきました。

Q.　歯がまだ少しだけ残っているのですが、All-on-4は出来ますか。

A.　可能です。歯が少し残っている方や義歯を入れておられる方は、手術当日までそのままご使用いただいて、手術当日に抜歯を行います。そして、その日のうちにインプラントを埋め込んで（症状によっては次の日）、新しい歯（仮の歯）を入れます。

Q.　大掛かりな手術のようですが、痛くないのでしょうか？

A.　手術中はしっかり麻酔をかけますので、痛みはほとんど感じません。また、お口の中は治りやすいですし、手術の範囲も狭いです。もし怖がりの方がおられましたら、点滴麻酔をすれば眠った状態で手術ができます。

Q.　骨が少ないのですが、オールオンフォーは可能でしょうか。

A.　可能です。オールオンフォーは骨が残ってる場所をねらってインプラントを埋め込みます。骨が残ってる場所は大概あります。もしなかったとしても、その部分だけ、骨を増やす処置をすることで対処できます。

オールオンフォー（All-on-4）についての補足

6本のインプラントで
１２本の歯を作る治療法

この、オールオン6というやり方は、日本人のような骨が柔らかい場合には比較的多く行われています。オールオン４との違いは、根本的にインプラントの本数が4本か6本かということです。

オールオン4をご希望で来られた患者さんでも、骨の状態によってはオールオン6になることもありえます。